ある日、道に迷い、ひどくおなかを空かせたロバくんがおいしそうな干し草を見つけました。
ところがロバくん、もう一方の道の先にも、これまたおいしそうな干し草を見つけてしまいます。 干し草までの距離は同じで、その量や、色合いさえも全く同じに見えます。
ロバくんは迷います . . なかなかまっしぐらには行けません。迷って迷って、迷います。
あれ?
迷っている間にロバくん、餓死しちゃいました。
ロバくんのように、生きていれば世の中迷うことはたくさんあります。決断を迫られることはたくさんあります。受験、転職、起業、告白、プロポーズ。メジャー挑戦か残留か、それとも引退か。単勝1点買いか馬単総流しか、大島優子か前田敦子か、うどんか雑炊か、きのこの山かたけのこの里か . .
目的地は近くとも、歩かなければ辿り着かない。シュートを蹴らなければゴールネットを揺らせないだろうし、好きなコに告白しなければ付き合える確率は限りなくゼロに近いだろう。
行動を起こさなければそれは無いことと同じであり、グズグズしているということは時間を盗まれるということである。
大事なのはロバまっしぐら。いや、猫まっしぐら。
いや、
オレまっしぐら。