なぜ夜空は暗いのか?

知っていますか? 


アホか。太陽が昇っていないからだよ。


太陽が昇っていれば明るい。太陽が昇っていないと暗い . .  ホントですか? あんなに星がたくさんあるんですよ? 果てしない宇宙に星が無数にあるのなら、夜空は星の光で輝くことにならないんですか?


ん?どゆこと?


例えば今あなたは深い深い森の中にいるとする。木々に囲まれている。見渡せば一本一本は細い木でも、全ての方向が木で埋め尽くされ、まるであなたは木の壁に囲まれているよう。

夜空にも同じ事が言えるのではないか? 空のどの方向を見てもその視線はいつかどれかしらの星の表面に当たるはず。ましてや星は木と違いまばゆい光を放っている。そう考えれば夜空は星に埋め尽くされ、真っ白に輝くはず。


ん〜言いたい事はわかったけど . . 空見てみろよ。実際はそうじゃない。


 え . . . (汗)


そうなんです。残念ながらそうじゃない。ビッグバンによって生まれた宇宙は、実はそれ以来ずっと成長している。もの凄い速さで成長している。だから星たちはいくら頑張ってもその光を私たちのもとに届けることはなかなかできないのです。

夜空が暗い理由、それは太陽が昇っているからではなく、宇宙はとても頑張り屋さんで、生まれて以来ずっと成長し続けているから。




宇宙から見れば地球なんて芥子粒よりも小さなもの。その芥子粒に住んでいる私たちなんて塵のようなもの。そんな塵たちが抱えている不安や悩みなんて、そんなのもう存在しないことと同じだろう。

オリオン座流星群ピークの今宵。たまには立ち止まって、ほんの少しだけ、

夜空、見上げてみませんか?



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