新しい道路やトンネル、橋ができたのにも関わらず、スムーズどころかむしろ前より混んでる気がしたこと、ありませんか?

これは、『ブライスのパラドックス』と呼ばれるもので、ネットワーク中の移動体が一番効率的なルートを選択した時に起こる現象で、道路だけでなくインターネットや電話回線にも見られるものである。

交通量改善のために作った道路。しかしその便利さを求めて人々は我先にと道路を利用。やがて過剰利用に陥り、せっかく作った道路のせいでかえって道は混雑してしまうのだ。

さて、GW中の日本の皆さま。どこへ行っても人、人、人でイライラするのはわかりますが、『急がば回れ』とはよく言ったもので、回り道は遠くても、決して遅くはないのです。