未来の出来事を言い当てる者、予言者。

しかし、彼らはいつもうそつき呼ばわりされる。予言を他言してしまうからだ。

例えば一件の事故を予言する。そうすると予言を聞いた人は疑いつつも事故が起こらないように気をつける。すると本来起こるはずだった事故はなくなってしまうため、結局予言は外れ予言者はうそつきに。つまり、予言者がどれだけ未来を知っていたとしても、それを他言することはできず、ただただ眺めているしかないのである。

もし彼らに他言できる予言があるとすれば、それは『誰も私の予言なんて信じてくれないだろう。』だろう..。

かわいそうだろう..