ファンタジスタ。主にサッカーで使われる用語で、ひらめきや創造性に溢れるプレースタイルの選手を指す。また、その他の球技や格闘技などでも使われ、伝統芸能や役者、お笑い芸人だって、ファンタスティックな芸で人々を魅了する。

でも、ファンタジスタになるためには、ただ単にひらめきや創造性が必要なわけではない。

例えば、サッカーで相手の裏を突くには、基本を逸脱したプレーが必要である。でもそれは基本を知っているからこそできる行為。また、お笑いで人を笑かせるには、常識を知らない限りいつまで経っても、たとえ人に笑われても笑わせることは難しいだろう。

つまり、ファンタジスタがファンタジスタであるためには、(その分野において)誰よりも基本や常識、つまり当たり前のことをわきまえておかなければならないのである。言わば「普通」のスペシャリストでもあるのだ。