キャプティブ価格戦略とは、主製品の価格を抑えて購入を促し、その製品のランニングコストで収益を得ることで、捕虜(captive)のように顧客を捕まえて逃がさないことからきている。

例えば、プリンター本体の価格を安く設定し、それに必要なインク代やトナー代で収益を得る。また、ゲーム機本体や空気清浄機。最近至る所で見かけるウォーターサーバーに、携帯電話だってそうだ。本体を買って、あるいは契約させ、後に引けないようにする。

他にも、結婚後に奥さんが第二次成長期を迎え、やれ新しい服だの、やれスポーツジムに通いたいなどと言い出し、「これがほんとのランニングコストだな」と冗談を言ってるうちはいいのですが、くれぐれもモノの購入や、大切な契約の際には気をつけて下さい。もっともあなたがホントの意味で商品や奥さんの虜ならいいんですが。