逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:ウシ

経営不振に陥った複数の牧場。その牧場主たちが集い緊急会議が開かれた。「残る手だては一つしかない。コスト削減のため、互いのウシが同時に過ごせるスペース、つまり共有地を作ろう」と背水の陣を敷く。

すると決断が吉と出て経営状況は順調に回復。しかしすぐに問題が起きます。というのも、ある牧場主が自分の持っているウシを大量に放したのです。そう、個々の牧場主たちは土地を共有しただけで、ウシ自体は共有していません。

となれば牧場主は自らの牧場の利益最大化のため、ここぞとばかりにできるだけ多くのウシを放すようになる。一度そうなればもうあとには引けず、他の牧場主も負けじと大量のウシを放牧し、放牧合戦。はじめの意図はどこへやら。あっという間に共有地の草はなくなってしまいました。

全員にとっての共有が、全員にとって最悪の事態を招くケース。まさに彼らは『失敗』そのものを共有してしまったのです。本来共有しなければならないものはウシでも牧場でもなくココロ。それで全てはOK牧場です。

言っちゃった。

 

複数の牧場主たち。

しかし各々の経営状況は芳しくなく、このままではマズい。なら手間や余計な費用を削るため、「協力して牧場を管理しようじゃないか。共有地を作ろうじゃないか」と、動き出します。

うまくいきました。始めは。しかしすぐに問題が起きます。なぜなら個々の利用者たちは利益最大化を求め、自分のウシをできるだけ多く放牧したのです。そしてあっという間に共有地の草はなくなってしまいました。

全員にとっての『共有』が、全員にとって最悪な結果に。合理化を求め過ぎるといつの間にか非合理化に走ってしまう人間の性。本来共有しなければならないものは牧場ではなくココロ。 

それで全てはOK牧場。


言っちゃった。

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