プラシーボ効果とは、薬じゃないものを飲んだのにも関わらず、脳の錯覚によって薬を服用した時と同じ、あるいはそれ以上の効果が現れること。いわゆる「思い込み」である。

今ではすっかりおなじみのこの現象、しかし、何も薬だけではない。例えば、外食。廻らないお寿司屋さんで、それっぽい大将が握っているお寿司は、たとえ扱うネタが回転寿し屋に劣っていたとしても、間違いなくそれを凌駕する。

化粧品なんかは金額を上げるだけで余計売れるのだからおもしろい。また実際の効果も金額というプラシーボ効果によって上がるそうだ。成功者が言うそんなに大したことの無い言葉が胸に響き、ペットボトルのジュースもラベルをはがせば一気にマズくなる。そう、人は大抵思い込みで生きているのだ。


また、これと似た現象で「信号の歩行者用の押しボタン」や「エレベーターの閉ボタン」。その中には気休めの、全く機能しないボタン、いわゆるダミーボタンも数多くあるようだ。よく考えれば、各々の都合で好き勝手コロコロ信号を変えていれば、都心の交通網はめちゃくちゃになるし、エレベーターに挟まる人も後を絶たなくなるだろう。

そう、我々は知らない間に、ありとあらゆるプラシーボ効果で操られているのである。 

まぁ、私の思い込みかもしれませんが..