『カリーのパラドックス』とは、大手カレーチェーン店CoCo壱◯屋、通称ココイチでバイトしているのにもかかわらず実はカレーより牛丼が好きなインド人留学生の話。
ではなく、
とある言葉の魔法に関しての話である。
『この文が正しければ、サンタクロースは実在する。』
この文が本当かどうかAくんに証明してもらう。
A: いいか、この文が正しければ、サンタクロースは実在するんだ。
B: うん、だから証明してみてよ。
A: だから、この文が正しかったらサンタクロースは実在するんだって!
B: だから、それを証明してほしいんだって。
A: んー、よく聞けよ。この文がね、合っていたらね、サンタさんは実在するの!!
B: お前さっきから同じことしか言ってないじゃん。
A: . . .
そう、多少のニュアンスは変わっても、結局同じような言葉でしか説明ができず、この文型を使えばどんな主張でも証明できてしまう、言わば魔法の文型なのである。
今年ももうじきクリスマスシーズン突入。この文型を使えばどんなことでも証明され、物事が透き通って見えてくるだろう。幼き頃、サンタさんの到来を心待ちにしていた誰かさんの瞳のように。
そう。サンタさんは実在する。
インド人もビックリ。