クラークの法則とは、充分に発達した科学技術は魔法と見分けがつかないこと。※出典wikipedia

例えば、映画や小説の『サイエンスフィクション』は信じられないけど実現可能なことを書き、『サイエンスファンタジー』はもっともらしい不可能なことを書く。両者が交わることはないのだが、それぞれの境界線を越えるか越えないギリギリのところまで接近する。そうすると科学と魔法の境界線がグレーゾーンになって見分けがつかなくなる。

いまや火や風を自在に操るだけでなく、『透視』可能なレントゲンに、世界中の情報がクリック一つで手に入るインターネットはまさに『千里眼』。一昔前の人から見れば携帯電話は『テレパシー』そのものだし、細胞を再生させるiPSは『黒魔術』にでも映るのではないか。

つまり科学とは誰にでも使えるように手順の説明された魔法、とも言えるだろう。