逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:コンビニ

何でも揃うコンビニに、携帯一人一台は当たり前。漢字の読み書きや計算に、翻訳ですら機械がやってくれ、極めつけはクリック一つで世界と繋がるインターネット。急速に便利になりゆく現代社会。しかしその一方で、「幸せだ」と感じる人は以前より減っており、むしろ現代人が抱えるストレスの増大は留まることを知らない。

つまり、物理的な幸せと心理的な幸せは必ずしも比例せず、むしろ相対することがある。携帯電話を例に挙げれば、離れた人といつでも連絡が取り合えるようになった反面、24時間仕事やパートナーに拘束され、全身を見えない鎖で繋がれてしまった人は残念ながら少なくない。

しかし、だからと言ってもはや携帯やネットを手放して生きては行けないだろう。そう、lie(嘘)なしではbelieve(信じる)は綴れないように、『辛い』と『幸い』もいつも一緒に歩いてくるのである。


サザ◯さん症候群とは、毎週日曜日の夕方に放送される言わずと知れた国民的番組「サザ◯さん」を見るとやってくる倦怠感のことである。

楽しい休みが終わりまた明日から仕事..。そんな気持ちをほんわか心温まるサザ◯さんのストーリーがさらに後押しする。

この症状を回避するには月曜日の夜に何か楽しいイベントを用意してやると効果的。外食や友人とのチャット。時間や金銭的に余裕が無ければ、コンビニでちょっとだけ贅沢をしたり、とにかく憂鬱な月曜日を乗り越えた自分にご褒美をあげる。

『ご褒美』という行為は脳科学的にも実証されており、その喜びは『テグメンタ』という快感を生み出す部位を刺激、さらにドーパミンの分泌を促進し『やる気』が湧いてくるとされている。人間のメインコンピュータの脳、褒美など安いものです。

どうです? これで月曜日は乗り切れそうですね?

え?今度は月9を見るのが憂鬱だ?


シャワー効果とは、人気アニメ『スマイルプリキュア!』のキュアハッピーこと星空みゆきが使う必殺技ハッピーシャワーは、通常時よりもプリンセスフォームに変身してから放った方が効果が6倍に上がること。ではなく、デパートなどの複数階ある商業ビルの上階の施設を充実させることで、ビル全体の収益が上がること。

例えば人気のテナントを上階に集中させたり、レストラン街を充実させる。イベントごとやセールなどもなるべく高い階で催すようにする。そうすることで行き帰りの途中で良品を見つけ買ってもらう、いわゆる「ついで買い」「衝動買い」が発生しやすくなるのである。



コンビニで、飲みものやおにぎりなどの主要商品が奥に置かれていたり、トイレが奥のわかりにくい場所にある百貨店やショッピングモールに、毎日のように目にするテレビコマーシャルなんかも、結末の前に広告を挟むことでその効果を発揮する。 
 
   

そう、気をつけなければ、世の中には見えないところでありとあらゆる誘惑の網が張りめぐらされているのである。

《渋谷ヒカリエ》行列のできる人気のスイーツ!ウーピーパイ

セ◯ン、ロー◯ン、ファ◯マ . . . 生まれては消えてゆき、消えてはまた生まれるコンビニエンスストア、通称コンビニ。よくこんなことがある、

『あれ?さっきもロー◯ンあったのにまたロー◯ンがある。しかも道路の向こうにもロー◯ンが。』 . . . 


どうしてだろう。

ライバル社ならまだしも、どうして同じ会社のコンビニが密集しているのだろう。あんなに接近して利益を損なわないのか。飲み屋街、オフィス街、駅の周りに同じコンビニが何軒も、なんてことも決して珍しくない。

これは『ドミナント戦略』と呼ばれるもので、集中出店による物流コストの削減、ライバル社の新規出店の抑止、また、地域での認知度をアップさせると、顧客が別の場所に行ってもまたその会社のコンビニを選んでくれる傾向があるという。


アウェーでの戦いを避け、徹底的に自分のエリアで勝負。一歩ずつ、しかし着実にその守備範囲を広げてゆく。いきなりアウェーでハシャぐようなことは絶対にしない。よく転校生が自己紹介でいきなり大胆なボケをかまし、かえって干されてしまう、ちょうどあんな感じである。

コンビニと一緒で、あなたも一歩ずつでいい。焦る必要なんてない。あなたには自身をドミネート(支配)する権利がある。


脇目も振らんチャイズ

ムペンバ効果とは、特定の状況下では高温の水がより低温の水よりも短時間で凍ることがあるという物理学上の主張で、ムペンバくんというタンザニアの中学生が、アイスクリームの素材を熱いまま凍らせたところ、冷ましてからよりも早かったことからこの名がついた。

つまり、水よりお湯の方が早く凍るというのだ。


これが正しければ世のお酒好きのお父さん万歳、氷が切れてもすぐに手に入る。

しかしこの説、家庭用冷凍庫の熱感知システムが予定外の熱湯を入れることで誤作動するオーバーシュートではないかとの意見もあり、非常に疑わしい。確かにムペンバ効果らしきものも確認されてはいるようだが、まだ十分に解明されたとは言えない現象である。


からだの半分以上が「水分」である人間にも同じような性質がある。

熱く熱く熱された恋ほど氷のように冷めるのは早く、熱い熱い仕事人間だった人ほど定年後には認知症にかかりやすい。

だが、それもムペンバ効果と同じように必ずと言うわけではなく、まだまだ十分に解明されたとは言えない現象である。うん、ていうか、氷が欲しけりゃ最寄りのコンビニにい効果。


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「この壁に張り紙禁止」という張り紙は許容されるのか。


言うまでもない。
おかしい。

言うまでもない。
矛盾している。


これはヘリクツだ。言うまでもない。

でも、
こんなヘリクツを言われてしまうことを実際我々はあまりに繰り返しているのだ。


『一人殺せば殺人者、百万殺せば英雄。』


何が正しいのか。
何が間違っているのか。歴史は繰り返す。ヘリクツは繰り返す。

『この壁に張り紙禁止という張り紙は許容されるのか』。こんなことを一番初めに言い出した野郎のバカさ加減ったら、尋常ではない。

って、
言っているヤツのバカさ加減も尋常じゃない。


 言うまでもない。



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