逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:ストレス

ロミオとジュリエット効果とは、恋愛に障害があればあるほど燃えてしまうこと。
 
自分や相手の親からの反対やライバルの出現。年齢差に育ちや身分の格差、そして宗教の違い。しかしそれらの障害が大きければ大きいほどその愛が真実のものに見えてくる。そしてメラメラと音を立てて燃え上がってしまうのだ。

でも、あくまでロミオとジュリエット、二人が愛し合ってこそはじめて成立する効果なので、障害があるからといって片思いでのメラメラはいけません。それこそまた新たな悲劇を生んでしまうやもしれません。


1962年。アフリカ•タンザニアのある学校で一人の生徒が笑い出した。その笑いは隣の生徒にも伝染し、そのまた隣の生徒にも伝染。みるみるうちに笑いは伝染していき、あっという間に他の村にまで広がっていった。


とても楽しそうな病気であるが、実はそうではない。感染した人間には、痛みや失神、呼吸困難、発疹などの症状が見られ、そのうえ、検査をしてもどこにも異常はなかったというのだから驚きである。結局6~8ヶ月たったある日、笑い病は何事も無かったかのように収束した。

あろうことか、この発作の原因は、なんと「ストレス」。そう、「笑い」の対極に居るあのストレスである。農業国でありながらも厳しい貧困に苦しむタンザニア。食べるものはなく、夢は持てども状況は一向に良くならず、しかも、この病気が流行る前には、更なる政治的圧迫があったそうです。


医学的にもストレスを軽減したり、血行を促進し、ガン細胞を撃退する細胞をも作り出すと言われる「笑い」。笑い病は、人間の本能がタンザニアの人たちに出した、一種の最後通告だったのかもしれない。


そう、笑えない状況を避けるにはまず笑うこと。

そうすれば人生は本当の意味で、笑いが止まらなくなるだろう。

こんなことはないか。

「アクセルとブレーキを踏み間違える」「スピーチで真っ白に」「見慣れた漢字が書けない」

あれだけやってきた運転、あれだけ練習したスピーチ、あれだけ書いてきた漢字。あれだけ何回もやってきてカラダに染み付いているはず。なのに急にポッカリ穴があいたように忘れてしまう。どっちが前だったかな。あれ、いつもどうしてたっけな。

これらは主に慣れないことをするとき、考え事や気になる事があるとき、不安やストレスがあるときなどに起こる現象で、長期的に保存されていたはずの記憶が突如欠落し、本来忘れるはずのない当たり前の行動ができなくなるという。 深刻なケースでは、スカイダイビングの際にパラシュートの開き方を忘れてしまう場合も。さらに他にもこれと同じ現象で、たとえ夢でも..ぉ. . 夢でも、 えーと . .

あれ、あれだけ関連書籍読んだはずなのに忘れちゃいました。


近日公開! 

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