逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:スーパー

人間は怪しいことに対しては疑うが、当たり前のことに対しては疑わない。

当たり前である。しかし、その『当たり前』が時に思わぬ事態を招くことになる。例えば、テレビで『きな粉』がカラダにいいという情報が流れたら、翌日きな粉はスーパーから姿を消すだろう。ところが、その後きな粉の食べ過ぎによって健康被害が出たと言うことをニュースや人伝いに聞けば今後買うのを控えようという気になる。よくある話だ。

では、これが逆だったらどうだろう?

予めきな粉はカラダにいいが、食べ過ぎるとあまり良くないということを知っていた上で例のテレビを見たとすれば、きっと翌日早起きしてスーパーに並ばなかっただろうし、適量を超えることも無かっただろう。これを『接種理論』といい、予防接種のように予め弱い反論を頭に入れておくことで、強い説得がきた時にも無駄に左右させられることがなく、冷静にものごとの判断が可能になる。

洗脳や悪徳商法、世の中騙されることが多いので是非、この接種理論、実行して下さい。強く勧めておきます。え?「考えておく」?

ははーん。どうやら『接種理論』の予防接種済みのようですね。

 

こんな話があります(※出典元不明)。 アメリカに住むとある夫婦。奥さんの得意料理は肉汁たっぷりのローストビーフ。旦那さんもそんな奥さんが作るジューシーなローストビーフが大好きです。でも、たった一つだけ疑問に思うことがありました。

と言うのも、奥さんは毎回ローストビーフ用の大きなランプの塊を買ってくるのですが、調理前にその端っこ、みみの部分をどういうわけかザックリと切り落として捨ててしまうんです。

左右均等に作りたいからなのか、それともその方が火の通りが良くなるのか、うーん..。長年疑問に思っていた旦那さんはついにその理由を奥さんに尋ねました。すると奥さんは答えます。「これは私のママ直伝の作り方なの。理由は私も知らないんだけどね..」と。

いよいよ真相が気になりだした旦那さんは、奥さんのお母さんに電話をします。そして、ついに答えが明らかに。

「あぁ、それはね。うちのオーブンが小さかったからよ」
「へ?」
「だって近所のスーパーでは大きい塊しか売ってなかったし、専用のお肉だから余った部分をフライパンで焼いてもあんまりおいしくなかったし、だから捨ててたの」

そう、奥さんは買ったままのお肉が余裕で入るオーブンを持っていたのにもかかわらず、『ママ直伝』を繰り返していたのだ。何の疑問を持たず、何十年も。


でも、笑い事じゃないですよね。世の中はこれと同じような、とんでもなく非効率的で、意味のない作業や慣習で溢れています。ホント、みみの痛い話ですが。

 


大量のビニール袋を買ってくる主婦。何に使うのか尋ねると、最近環境のこと考え、エコバックを使い出したからスーパーでレジ袋がもらえないという。だからその店でビニール袋を大量に買ってきたという。

 . . . 汗。


しかしひとたび街を歩けばこのような事態が蔓延していることに気づく。

省エネNo.1冷蔵庫、エコカー減税、特価エコバッグ . . . 



省エネNo.1冷蔵庫を買い替える前に今ある冷蔵庫の開けっ放しや詰め過ぎを控えればかなりの省エネになるし、エコカーに乗り換える前に後ろのゴルフバッグを降ろしたり、急発進をやめれば燃費はグンと良くなる。そしていかにもエコバッグ使ってますわよ、エコのこと考えていますわよ顔しながらスーパーに行くより、物置に眠っていて使わなくなったバッグを使っている人の方がよっぽどエコである。


そう。ほとんどの『エコ』は企業が儲かるだけで、踊らされる消費者はCo2のごとく増加傾向にある。不器用な人類はエコを求めれば求めるほど皮肉にも世界をゴミだらけにしてしまう。経済成長しながら国は滅びゆくのである。



『エコ』本来の意味は自然との調和•共存。それは作り出すことではなく自分の中にある、既に持っているものを引き出すこと。今あるものを見直すこと。 

エコは買い替えることではなく、自分のエゴを取り替えること。


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