スカイダイビングやバンジージャンプ。高飛び込みに落とし穴。爆破やビンタにタイキック。ローション相撲に熱々おでん、ゲテモノ食い、秘境探検、心霊スポットに野獣とバトル..etc。

ドッキリやスタントマン顔負けのアクションに体を張り、執拗にイジられ、そのオーバーなー動きや言動で茶の間を沸かす、いわゆる『リアクション芸人』。ベテランにもなると、その技術には目を見張るものがあり、騙されたり、泣いたり尻餅をつくところまで計算に見えないことも、なくはない。

そんな彼らが体を張れば張るほど人々は腹を抱え、「もっとやれ」とばかりにテレビの前で煽り出す。ところだ、そんな極限の状況にチャレンジする彼らがひとたび血を流せば映像はお蔵入り。生放送なら画面は切り替わり、謝罪のコメントが並ぶ。

当たり前と言えば当たり前である。家族団らんの機会に誰も血まみれで、腕が逆に曲がったオッサンの映像は見たくない。つまり、リアクション芸人が肉体的に頑張れば頑張るほど、逆に笑えなくなってしまう、とも言えるのだ。

ヤバイよヤバイよー