逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:ハンバーガー


「アメリカ人はトウモロコシでできている。」


例えば、アメリカの国民食と言ってもいいハンバーガー。ハンバーガーのパテである牛肉のほとんどはコーンで育てられた牛であるし、それを挟むバンズも小麦ではなくコーンフラワーだったりする。セットで頼めばコーン油で揚げるフライドポテトに、コーンシロップの入った炭酸飲料。おまけに持ち帰るビニール袋までもコーン製というから驚きだ。 

しかし、何もハンバーガーショップだけではない。豚肉、鶏肉、パン、ソース類、何を作るのにもコーンが原料になっていて、あるアメリカ人の髪の毛からはコーンの成分が検出されたという。もう、頭からコーンが生えてくるようなものである。


この話は2007年公開のアメリカのドキュメント映画『キング•コーン』で明らかになったものであり、コーン輸入大国の日本の国民である以上、決して人ごとではないのである。

コーンからできたジュースを飲み、コーンをエサとした肉をコーン油で揚げるなんて、コーン好きにとってこーんなに嬉しいことはないのかもしれないが、ちなみにここで言うコーンは、私たちがよく知るスイートコーンではなく、家畜飼料用のコーンである。つまり、我々はコーン産業の立派な家畜なのである。

世の中そんなに甘くない。

「貧乏は太る」


信じられるだろうか? 

古くから裕福の象徴は「肥満」。そして貧乏の象徴は「痩せ」。しかし、今、やせの象徴である貧乏が太りに太っている。ちまたに「肥満貧乏」なる者が溢れ返っているというのだ。


その主な原因は、ハンバーガー、牛丼、即席めんなどの、高カロリー、高脂肪、高塩分、多量の砂糖を含み、ビタミン、ミネラル、食物繊維はあまり含まれない食品、いわゆるジャンクフード。その価格競争は激化し、100円でハンバーガーが食べられる時代。一方、オーガニックフードやトクホ商品はたとえ値を上げようとも、金銭的に余裕のある人たちに飛ぶように売れていく。

おまけに彼らはジムに行き、専属のトレーナーをつけ、終いには美容整形で根こそぎ脂肪を吸引してしまう。これでは金持ちは痩せても、貧乏者はどんどん太ってしまうのだ。

どちらが幸せなのかはわかりませんが、食事なんかと一緒で、幸せも、八分目くらいがちょうどいいのかもしれませんね。


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