逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:ビジネス

インタビュー効果とは、メモを取りながら人の話を聞くとより多くの情報を得られること。

会議やプレゼン、人からアドバイスを受ける時などにメモを取る(メモを取っている姿を見せる)と、話し手はより多く有益で正確な情報を提供したいという心理状態になり、相手の持っている知識やテクニックを限りなく引き出すことができる。

また、自分の熱心さも伝わり好感度アップ。しかもたとえ聞き手の数が多くても、話し手は自分に向けて情報を発信するようになり情報は以前よりもクリアに。さらにもっともっと色んなメリットがあるんですが、でも今日はここまでにしておきましょう。え、だって、メモ取ってないでしょ?

熱心じゃないなぁ。
 

ハードトゥゲットテクニックとは、希少性をアピールして承諾を得ること。

例えば、「君だから言うけど、実はね..」や、「会員様限定、特別価格でのご奉仕です」に、「俺にはお前しかいないんだ、もう一回やり直してくれ!」などなど、まさにhard to get(入手困難)なことを全面的に押し出し、そのものの価値を上げてしまうのだ。

そう、人間は『特別』にめっぽう弱い生きもの。つまり説得したいならどんどん特別扱いしてあげればいい。

あ、でも、みんながみんなやりだせば当然効果は薄れてしまうのであんまり言いふらさないで下さいね。ここだけの話です。

 

茹でガエル現象とは、沸騰した鍋にカエルを入れるとビックリして逃げ出すが、真水からじわじわ沸騰させると気づかずに死んでしまうこと。

残酷だが、あくまでもたとえである。つまり、これによく似たことが人間社会では日常的に起こっているのだ。

企業、政党、組合、グループ..。ヒトはいったん組織に入るとゆっくりとした変化には気づきにくく、いつの間にか取り返しのつかない事態に。「上から降りてくる仕事を無難にやっていればいいだろう」「クビにならなければそれでいいかな」「挑戦より安定」..。

そう、現状に甘んじていつまでもぬるま湯に浸かっていてはいけないのだ。



パレートの法則とは、20対80の法則、ニハチの法則などと呼ばれ、ビジネスにおいて、全体の僅かな部分が全体の大部分を生み出す要素があるという説である。


例えば日本に住む2割の「お金持ち」が日本にある8割のお金を持っていて、「機械の故障」の8割は、全部品のうちの2割に原因がある。「企業の利益」の8割は従業員のうちの2割が生み出していて、「仕事の成果」の8割は、費やした時間の2割の時間で生み出している。など、様々な事象が当てはまる。


つまり、デパートの売り上げの8割を支えているのは2割の顧客なので、その客に的を絞って割引券を配ったり、粗品を進呈するなどのサービスを展開すればいいことになる。 

漁業で網を大きくすればするほど魚が獲れるわけもなく、網は小さくても魚がいるところにピンポイントで投げた方が、よっぽどコストも時間も、そして体力も削減できるだろう。


人生は、欲しいもの全てを習得できるほどそんなに長くはない。総合力を磨くより、自分の得意なこと、あるいは好きなことをピンポイントに伸ばしていった方がうまくいくだろう。それに引っ張られて総合力は後からいくらでもついてくる。

十六夜(いざよい)の月のように、ためらう必要など全くない。



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