逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:ファッション

日本列島は夏真っ盛り。ジリジリと照りつける太陽のもと、必然的に肌を露出する機会が増える。セクシーな衣装に身をまとうの女性たち。いささか目のやり場に困りつつも、バテ気味ボディの「エナジー補給」にとガン見する。

ま、それはさておいて、意中の人や、パートナーの気を惹こうと、または、世の男性の目線を根こそぎいってやろうと、思い切った露出を展開する女性は少なくない。しかし、それはかえって効果が低い。

というのも、ただ露出が増えればセクシーか、というわけではなく、適度に隠れているからこそセクシーで、人目を惹き付けたりする。そう、絶妙に隠されれば隠されるほど、世の男性は本能を隠し切れなくなるのだ。


 

トレンド。流行や傾向のこと。ファッションの分野でよく使われ、その年のトレンド情報を得ることは各女性ファッション誌の重要な使命である。トレンドブーツやトレンドコート、トレンドネイルにトレンドヘアー。しかしそんなトレンド、果たして本当にトレンドなのか。

というのも、トレンド情報が世に拡散されれば、待ってましたとばかりに流行に敏感、いや、過敏な人たちはすぐさま食いつく。そうすると、街でトレンドに身を包んだ人たちを見かけたり、流行りにそこまで疎くないが興味はある人、つまり普通の人は、「あ、やっぱりあのトレンドきてるな」と判断し、そして自分も「遅れてはいけない」と、慌ててトレンドに乗っかる。そして街は結果的にトレンド情報通りになってしまう。

つまりあと付け。トレンドは本来トレンドではなく、その情報を流したことで、あと付けでトレンドになっていることがある。 そしてこれこそ、社会心理のトレンドである。

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