仕事が何よりも生きがいで、残業はもちろん、有給休暇は年がらねんじゅう消化不良。仕事が終われば趣味や恋愛そっちのけで接待に明け暮れ、休日にこっそりオフィスに出むいて働く人。けっして珍しくない。そんな一日中仕事のことを考えている人たちのことをこの世では『仕事人間』という。

その仕事人間の割合で他国を圧倒するわが国日本。だが、それだけ仕事につぎ込んでいる彼らは、果たしてフルパワーで働けているのだろうか。というのも、それだけ根詰めて働けば、睡眠時間や息抜きの時間は減り、生産性は間違いなく下がる。当然、ミスも増える。

つまり、本当に一日中仕事のことを考えている人間とは、仕事以外の時間はキッパリと仕事のことを忘れられる人、だったりする。