逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:プロセス

門前や庭先などでよく見る、ズラーーーッと並んだペットボトル。

もちろんネコよけだが、もちろん効果などニャい。糞害に憤慨するのもわかるが、うちのニャンたちは枕にして寝ている。

しかし、アレをみた私を含め多くの愛猫家たちは、そんなネコ嫌いの家に、我が子のようにかわいがるにゃんこさんたちを遊ばせては何をされるかわからないので、自宅から出さないようにしたり、別の場所にネコの遊ぶスペースを作ったり、可能であらば最悪引っ越したりする。つまりなるべくその家からネコを遠ざけようとする。

ん?ということは、ペットボトルは、それを置いたネコ嫌いの人がたとえこのことに気づいていなくとも、彼らの思惑通りに機能してしまうのだ。「やっぱりネコって水が怖いんだ」、と。

このように、日常では結果とプロセスが違えども、気づかないうちにうまくいってしまうケースは、決して少なくニャい。

後知恵バイアスとは、ものごとが起きたにそれを『予測できたこと』と考えること。

「ほらね?」「言ったでしょ?」「あ、うん、知ってたよ」..。

たとえ予想時に自信がなかったとしても、それが当たることで「やっぱり自分は正しかった」「俺の予想に狂いはなかった」とふんぞり返って満足し、より一層自信を深めます。それがマグレ当たりだと気づきもせず..。

では、果たして彼のプロセスに対しての予想は当たってたのでしょうか?

そう、そういう人に限って結果ばかりにこだわりプロセスは一切無視。『結果オーライ』なんて言葉もありますが、もしプロセスを外していたのなら次回やその次も同じように結果オーライになることは極めて難しいだろう。

え?「なるほど、だから自分は失敗が多いんだ」って?

ほらね? 

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