逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:ラテラルシンキング

ラテラルシンキング(水平思考)とは、筋道を立てて論理的に考えるロジカルシンキングとは違い、問題解決のために常識や固定観念にとらわれず新しい発想を生み出していくこと。有名な例(出典元不明)でいくと、

Q:13個のオレンジを3人で分けるにはどうすればいいのか?

A:3人で4個ずつ分け、残り1個を3等分する。


が、正解。でもこれはロジカルシンキング。枠組みの中で最大限の利益を求め論理的に問題解決を試みる。これはこれで素晴らしい。しかし、ラテラルシンキングの答えはまだまだ、無限にある。例えば、

A:ジュースにして3等分する。 や、

A:種を植えて5年後みんなで食べようね。

なども、正解。オレンジの加工は禁止していないし、時間を無視するなとも言っていない。つまりラテラルシンキングとは枠を飛び越えたり、枠自体を無視して考えること。

もしこれを「ヘリクツ」や「ズルい」と言っている人はそれでいい。もともとラテラルシンキングに向いてなかったのだろうし、そんな人のアイディアは5年経たとうが何年経とうが一向に実らないだろう。


19文字以内で記述できない最小の自然数を求めよ。

自然数とは、『0』以外のマイナスや小数点のついていない数字のことで、個数や順番を表す時に使うものだが、でも19文字以内で記述できないんだったら記述できないに決まってるじゃないか、とツッコミを入れたくなる、しかし、実は既に答えは出ている。

19文字以内で記述できない最小の自然数とは『19文字以内で記述できない最小の自然数』である。おわかりだろうか。数字を使って答えよとは一言も言っていない。数字では19文字以内で記述できないが、言葉によってできてしまったのだ。

なぞなぞ?ヘリクツ?確かにそうかもしれない。しかしこれと同じように、多くの場合人は問題を正面からしか見ていない。既に答えは出ているというのに..。


当ブログでは度々錯視を取り扱うが、今回はこれである。

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何がはじめに見えただろうか。何があなたの視覚に飛び込んできただろうか。

いや、もう既にタイトルでネタバレしていることだろう。左を向いて黄昏れるあひる、あるいは右を向いてニオイを嗅いでいるようなうさぎ。

では、今度は、あひるとうさぎを交互にカチカチ、できるだけ速く切り替えて何度も認識してみて下さい。一般にその両方を見る切替が速ければ速いほど、想像力、または創造力に長けていると言います。



例えば、イス。

ただのイス一つをとっても、創造力を働かせれば、「座る」だけでなく、「台の上に立つ」「重ねて秘密基地を作る」「燃やして暖を取る」「プロレスに使う」「積み上げて宇宙まで行く」など、色んなことに使えることに気がつきます。


人間も然り。あなたは「人間」ですが、カチカチ切り替えて、その使い方は無限大です。

二兎追う者は一兎をも得ず。しかし二兎追う者しか二兎は得られない。人の人生は、創造力で何でもなるのである。

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