逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:予測

死刑。言うまでもなく日本は死刑を採用しており、その是非について世界的な議論がなされているが、倫理的な問題は今回は置いといて、『死刑囚のパラドックス』というものがある。

とある刑務所でのこと。ある死刑囚が看守にこう告げられる。「来週の月曜日から金曜日までのお前の予測できない日に刑を執行する」と。しかしそれを聞いた死刑囚はなぜかニヤリ。そしてこう言った。

「『予測できない日』と言ったな? なら刑は執行不可能だ 。なぜなら、もし刑の執行日が金曜日なら木曜の夜の時点で俺はわかる、つまり予測できるだろ?なら金曜が消えたら木曜か?いや、それなら水曜の夜の時点でわかる。これと同じように水曜、火曜、月曜と、全て予測可能だろ?つまり予測できる。従って刑は執行できないぜ!ははは!」と。

しかし、彼の予測とは裏腹に刑は執行された。死刑囚のヘリクツは無視されたのか。いや違う。死刑囚の持論を振り返ると、彼は金曜から順に月曜まで刑の執行日の可能性を消していき。その全て消した。全て消した。つまり選択肢を全て消したことで、自らの手で予測不可能な状態にしてしまったのだ。

筋は悪くなかったですが、残念でしたね。と、今日はここまで。あ、そうそう。明日の私の記事も皆さんが絶対に予測できない時間にアップさせていただきます。ではでは。


後知恵バイアスとは、ものごとが起きたにそれを『予測できたこと』と考えること。

「ほらね?」「言ったでしょ?」「あ、うん、知ってたよ」..。

たとえ予想時に自信がなかったとしても、それが当たることで「やっぱり自分は正しかった」「俺の予想に狂いはなかった」とふんぞり返って満足し、より一層自信を深めます。それがマグレ当たりだと気づきもせず..。

では、果たして彼のプロセスに対しての予想は当たってたのでしょうか?

そう、そういう人に限って結果ばかりにこだわりプロセスは一切無視。『結果オーライ』なんて言葉もありますが、もしプロセスを外していたのなら次回やその次も同じように結果オーライになることは極めて難しいだろう。

え?「なるほど、だから自分は失敗が多いんだ」って?

ほらね? 

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