今からタイムマシンで過去に行き、あなたが生まれる前の親を殺せばどうなるか?(※ハッピーエンドなので、どうぞ『名探偵コ◯ン』的な気分でご読了下さい。)




答えは簡単。『自分は生まれてこない』


本当にそうだろうか。もう一度考えてみよう、犯人は誰だったのか。親を殺したのはいったい誰だったのか。

そう、『犯人は、この中にいる!』

そもそも自分が生まれてこなかったら親は殺されなかった。親は殺されないため、あなたは生まれてくる。あなたが生まれてくればまた . . . 無限ループスタート。




人と人との出逢い。

それは、落とした腕時計がバラバラに壊れてしまった挙句、その部品同士が跳ね回り、再び偶然にくっつき、元通りになるのことと同じぐらいの確率だという。もう奇跡以外のなにものでもない。


親と子もまた一つの出逢い。バラバラの時計よりももっともっと強力な出逢い。


たとえ時空を超えて過去に戻り親を殺めようとも、自分は何度でも生まれてくる。

そう、親と子の出逢いとは、どれだけ争おうがどれだけ壊れようが、絶対にバラバラにはできない奇跡で結ばれている。





バーロ、あれは金田一だよ。

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