逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:常識

ファンタジスタ。主にサッカーで使われる用語で、ひらめきや創造性に溢れるプレースタイルの選手を指す。また、その他の球技や格闘技などでも使われ、伝統芸能や役者、お笑い芸人だって、ファンタスティックな芸で人々を魅了する。

でも、ファンタジスタになるためには、ただ単にひらめきや創造性が必要なわけではない。

例えば、サッカーで相手の裏を突くには、基本を逸脱したプレーが必要である。でもそれは基本を知っているからこそできる行為。また、お笑いで人を笑かせるには、常識を知らない限りいつまで経っても、たとえ人に笑われても笑わせることは難しいだろう。

つまり、ファンタジスタがファンタジスタであるためには、(その分野において)誰よりも基本や常識、つまり当たり前のことをわきまえておかなければならないのである。言わば「普通」のスペシャリストでもあるのだ。

成功するには賢くないといけないが、バカでもないといけない。

というのも、頭のいい人。頭のいい人は先読み能力に非常に長けていて、無駄を誰よりも嫌い、不必要な経験は一切行わず、最短距離で目的を達成しようとする。一見するとスマートだが、スマートなだけでは成功できないのが世の中のおもしろいところ。なぜなら成功の多くはそんな無駄の中から生まれるのだ。

つまり、賢い前に、無駄に気づかずに前進するバカさが無いといけない。そう、バカはある意味スマートなのである。


フリーサイズ効果とは、誰にでも当てはまるようなことをその人だけに当てはまるように言うこと。

例えば血液型性格診断で、A型は几帳面、B型は自己中心的.. などと当てはめる。しかし、多かれ少なかれ人には几帳面な部分があり、多少なりとも自己中心的である。ところが、言われた本人やその周りの人は自分やその人だけに当てはまることのように思ってしまうのだ。それはまるでフリーサイズのシャツ。つまり、たいていの人が着れてしまうのだ。

皆さんも、『常識』や『固定観念』というフリーサイズのシャツにまんまと着られていませんか?


フォールス•コンセンサスとは、先日紹介したフォールス•ユニークネスとは真逆の、「自分が思っていることは周りも同じように思っているだろう」という誤った思い込みである。

自分の行動や判断は一般的で、常識的である。だから大抵の人は自分と同じような考えを持ち、行動するだろう。と、勝手に自分をワールドスタンダードにしてしまい、地球を自分中心に回し出す。そして、その基準からあぶれた人を「特殊な人」「変な人」「社会から逸脱した人」として見るのだ。

そう、結局誰もがみな誰かしらの変人なのだ。


このページのトップヘ