逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:時計


今からタイムマシンで過去に行き、あなたが生まれる前の親を殺せばどうなるか?(※ハッピーエンドなので、どうぞ『名探偵コ◯ン』的な気分でご読了下さい。)




答えは簡単。『自分は生まれてこない』


本当にそうだろうか。もう一度考えてみよう、犯人は誰だったのか。親を殺したのはいったい誰だったのか。

そう、『犯人は、この中にいる!』

そもそも自分が生まれてこなかったら親は殺されなかった。親は殺されないため、あなたは生まれてくる。あなたが生まれてくればまた . . . 無限ループスタート。




人と人との出逢い。

それは、落とした腕時計がバラバラに壊れてしまった挙句、その部品同士が跳ね回り、再び偶然にくっつき、元通りになるのことと同じぐらいの確率だという。もう奇跡以外のなにものでもない。


親と子もまた一つの出逢い。バラバラの時計よりももっともっと強力な出逢い。


たとえ時空を超えて過去に戻り親を殺めようとも、自分は何度でも生まれてくる。

そう、親と子の出逢いとは、どれだけ争おうがどれだけ壊れようが、絶対にバラバラにはできない奇跡で結ばれている。





バーロ、あれは金田一だよ。

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慌ただしい世の中、私たちは日々時間に追われている。

そんな現代社会の喧噪の中、人は一日に何度時計を見るかわかりません。



こんな経験はありませんか?

ふと時計を見ると . . . .  アレ? 秒針、止まってる?


ホっ . . 動き出した。

 


そう。時は流れている。だが限りなく分割していけばそれは『一瞬』になり、そしてその一瞬一瞬は止まっている。

つまり一瞬の積み重ねが時の正体であり、飛んでいる矢もその一瞬は止まっている。そしてそれを見ている私たちも止まっている。まるで絵画の中にいるかのように。






こんな言葉があります。『止まっている時計は二度合う』。

たとえ針は動かなくとも、その針は一日に二度正しい時刻を示します。しかし遅れたままの時計、あるいは先に進んでいる時計が正しい時刻に追いつくことは永遠にないでしょう。


時代は回る。歴史は繰り返す。時代に合わせずあなたを貫けば、いつか時代があなたを追いかける。


なら一度、

あなたの時計、止めてみませんか?



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