逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:満足

数字崇拝とは、言葉で説明されるよりも具体的な数字を出された方が信憑性が増すこと。

「ほとんどの購入者が結果に満足と答えています。」
「購入者の90%以上が結果に満足と答えています。」

結果は明らかである。人は数字に左右される。たとえそれが自分の思っていたことの逆をいっていても、数字を出された瞬間なんとなく納得してしまうのだ。そう、人を信じ込ませるにはまず数字。

しかし、だからといって執拗に使い過ぎては、せっかく集めたデータもクドくなって逆効果。

数打ちゃ当たるというわけではないのだ。



今日、突然ワインが飲みたくなったあなたは、酒屋へ行き、一本5000円するワインを調達してきました。そして、夕食まで少し時間があったので、ネットサーフィンをしていましたが、ここでビックリ。なんと、オークションで同じ銘柄のワインが2万円で売買されていたのです。

なんだか嬉しいですね。5000円で買ったワインが世間では2万もするだなんて、1万5000円得した気分ですね。儲かりましたね〜。飲みました?ん?そうでしょう、さぞかしおいしいでしょう。


などと、本気で思っていますか?

2万円もするワインを5000円で買ったつもりかもしれませんが、しかし厳密には違います。実際は、2万円で売れるワインの価値をゼロにしてしまったのです。経済学的に言うと2万円儲ける機会を損ねた、つまり、2万円損したのです。

もちろん、本人がおいしく飲めたり、満足できればそれでいいのです。また、今回は金額も大きいですが、そこまでは大きくありませんでした。でも、このことを忘れていればいつか泣き寝入りする日が来るやもしれません。

でも、泣き寝入りしたところで、寝て価値が上がるのはワインだけですけどね。



参考文献: 脳には妙なクセがある   

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