逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:特殊相対性理論



双子の兄弟がいる。

瓜二つの。


兄弟は成人し、兄がロケットに乗り宇宙旅行へ。数年後戻ってきて弟に再会。ところがビックリ、兄は変わらず若いままなのに、なんと弟はおじいちゃんになっていたのです。 



これはアインシュタインの『特殊相対性理論』の内部矛盾についてのパラドックスで、光に近い速度で旅行をした兄の時間の進み方が遅くなるので、兄が若いままで弟が老人になると言われるが、

逆に、兄から見れば地球に乗った弟の方が光に近い速度で旅行をしてきたと言えるので、弟が若いままで、兄の方が老人になっているんじゃないか。というもの。


つまり、もし前者が本当なら世の女性必見、宇宙旅行に行けば年を取らないのだ。

しかし宇宙旅行 . .  宇宙へ旅立つ前に極楽浄土へと旅立っていることも否めない。まさに片道切符。

いや、もっと簡単な方法がある。






時間。

時間は伸び縮みする。その証拠に楽しい時間はあっという間に過ぎてゆく。好きな映画を見てるとき。仲良しの友達同士で話をしているとき。愛する人と一緒にいるとき。1時間が5分、10分に感じることさえ。

逆に、長く感じる時、上司に怒られているときや、酔っぱらった先輩の武勇伝の相手。始業式の校長先生の話や私のブログ、やかましいわ。



楽しいことをして時間があっという間に感じるということは、それは本当にあっという間しか時が経っていないんだろう。逆に、辛いことや、嫌いなことばかりして時間が長く感じるのは、本当に長い時を過ごしてしまっているのだろう。


好きなことをしている人、その人たちは若々しい。きっとその人たちは、その瞬間本当に年を取っていないのだろう。逆に嫌いなことを . . いや、


やめておこう。


時間の無駄だ。



最後に、今日はこんな名言で締めくくりましょう。


老いたから遊ばなくなるのではない。

遊ばなくなるから老いるのだ。


– ジョージ・バーナード・ショ ー


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『速く動いているものの長さは実際より縮んで見える。』


その証拠に、ものすごいスピードで走っている車を横から見れば、実際よりも縮んで見える。

そう。スピードを出して走っている車は縮んで見え、一見その車より長いガレージにさえ入りそうなのである。



入れてしまおうか。え? どエラいことになる? でも成功すれば車庫より大きい車が買える。ランクルも夢じゃない。

いや、
待てよ。逆に車に乗っている人にとったらどうだろう..

車に乗っている人の視点では、ガレージがものすごい速さで近づいてきているので、ガレージが縮んだように見えてしまう。しかし車の長さはそのままだ。これでは車はガレージにに入らない。 


やっぱりランクルやめとこうか . . おカネ無いし . .




こんなふうに、視点を変えて物事を見ると、対象が伸びたり縮んだり。

こんなふうに視点を変えて物事を見ると、世界が伸びたり縮んだり。



角度を変えてものごとを見れば、それは可能にも不可能にもなる。




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