逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:脳

この世には小田和正ばりに言葉にできないことがたくさんある。熟練した技術や勘から生まれる職人芸、カタチのないものをカタチにする芸術的感性、長年の経験による危機管理能力..。それらは『暗黙知』と呼ばれ、部分的•全体的に言語化できない知識とされる。

暗黙知はなにも特別な人にしかないものではなく、自転車の乗り方なんかもそうである。自転車に乗ったことのない子供に言葉であーだこーだ説明しても複雑で伝わりにくいが、なにも言葉に表さなくても、それを体験させ一度習得してしまえばその感覚を忘れることはなくなる。このように知識には言語化できる知識と言語化できない、またはそれが困難な知識がある。

そもそも、『脳』の原型が形成されたのが約5億年前なのに対して『言葉』が生まれたのは諸説あるがおよそ10万年前だと言われており、つまり脳に比べれば言葉なんぞまだまだぺーぺーなのである。 

でも、そんな脳は言葉に出逢えたことにきっとこう言うだろう。あなたに会えて本当によかった、と。

la la la、la la la.. ♪ 

 

サードマン現象とは、生死を分けるような過酷な状況下に起こる奇怪な現象のこと。

例えば雪山で遭難し、「もうダメだ」と覚悟したそのとき、どこからともなく「頑張れ、頑張れ」という励ましの声が聞こえてきたり、また、天使や亡くなったはずの人物が現れ正しいルートまで導いてくれる。こんなことは映画やドラマの世界だけ、でもないらしい。

有力な説では、極限状況に追い込まれることで、生き延びようとする本人の潜在意識が脳の側頭の頭頂接合部にカタチになって知覚されるという。言わば忍者もびっくりの「分身の術」。自ら分身を作り出し、諦めかける自分を鼓舞するというのだ。

しかし、それゆえに導いてくれるルートが必ずしも合っているとは限らないらしい。やはり普段からできるだけ計画性を持って行動した方がいいようだ。

 

まるで自分の意思で判断したかのように他者を決められた結論へと誘導する技術、マインドコントロール。そんなマインドコントロールされた人たちが決まって言う言葉がある。

「マインドコントロールなんてされてない」

本当にマインドコントロールされていないのかもしれないが、もし「マインドコントロールなんてされてない」と言うようにマインドコントロールされてしまえば事態は迷宮入り。自分でそれを確かめる方法はなくなってしまう。言ってしまえば、我々が今現在、既に見えない誰かからマインドコントロールされている可能性だって十分にあるのだ。

ちなみに私はそのようなことがないように毎晩寝る前に『3回まわって自分の名前を言う』ように心がけています。そうすると自分と向き合え、マインドコントロールにかからないのです。騙されたと思って試してみて下さい、本当に効果ありますから。なんせ私の信頼おける占い師が言ってるんだから絶対に間違いはありません。え?何ですか?私がマインドコントロールされてるんじゃないかって?

まさか、マインドコントロールなんてされてないですよ。


ブラックジョーク。
 
 

ラバーハンドイリュージョンとは、人間の興味深い錯覚のことで、

片腕を机の上に置き、反対側にはホンモノそっくりのオモチャの腕を置く。ホンモノの腕は布や箱のようなもので覆い、オモチャの腕を触ればあら不思議、オモチャの腕に神経が通ってしまうのだ。

たまに機械や道具をまるで自分の手のように操る達人がいるが、究極までいけばあれはただのたとえではなく、本当に神経が通っていると言える。

つまり、結局人間の感覚の半分くらいはイメージによって作られていると言っても過言ではないのだろう。逆に言えば、実際に感じた『痛み』や『苦しみ』なんかも、過去のイメージが誤って大きく作り上げたものに過ぎず、本当はもっともっと小さいものだったりするのかもしれません。


アイディアというものは煮詰めて考えるよりも、入浴中やマッサージ中、音楽鑑賞中に散歩中などのリラックスタイムに向こうからやってくることの方が多い。

これは『怠惰思考』と呼ばれるもので、一度対象から離れることで俯瞰して見ることができ、そうすると潜在意識から自ずと新しいアイディアや解決策が浮かび上がってくるという、とても理にかなったものである。

つまりアイディアを得るためには『考える』ことと『ダラける』こと、どちらがいいというわけではなく、どちらも必要なのである。

怠けないと良いアイディアは生まれません。精一杯頑張ったら精一杯怠けてみましょう。怠けるのも立派な仕事。

どうです?悪くないアイディアでしょ?
 

こんなことはないか。

「アクセルとブレーキを踏み間違える」「スピーチで真っ白に」「見慣れた漢字が書けない」

あれだけやってきた運転、あれだけ練習したスピーチ、あれだけ書いてきた漢字。あれだけ何回もやってきてカラダに染み付いているはず。なのに急にポッカリ穴があいたように忘れてしまう。どっちが前だったかな。あれ、いつもどうしてたっけな。

これらは主に慣れないことをするとき、考え事や気になる事があるとき、不安やストレスがあるときなどに起こる現象で、長期的に保存されていたはずの記憶が突如欠落し、本来忘れるはずのない当たり前の行動ができなくなるという。 深刻なケースでは、スカイダイビングの際にパラシュートの開き方を忘れてしまう場合も。さらに他にもこれと同じ現象で、たとえ夢でも..ぉ. . 夢でも、 えーと . .

あれ、あれだけ関連書籍読んだはずなのに忘れちゃいました。


近日公開! 

パブロフの犬とは、犬にエサをやるときに必ずベルを鳴らしていると、いつしかベルを鳴らすだけで犬がヨダレをたらすようになる、というような条件反射のことである。

梅干しを見ると唾液が出たり、好きな芸人が出てきただけで笑ってしまう。上司から電話がかかってきただけで冷や汗が出たり、あの曲が流れ出すとゲレンデがとけるほど恋がしたくなるなど、われわれ人間にも様々な条件反射が日常的に見られます。


さて、この反応、とてもおもしろいのだが、何も考えず当たり前のように社会に従う(反射する)ような「無能な人間」の象徴として、ネガティブな意味合いでもしばしば使われる。

もったいない使い方である。というのもこの時期受験生諸君必見、「記憶力の強化」に非常に効果があるというのに。

例えば、花や、何か香りのあるものを嗅ぎながら英単語などを記憶すると、次回嗅いだ時に思い出しやすいと言います。(※個人差あります。) なので、是非これでいい学校に入って、見返しましょう。もう負けとは呼ばせません。


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人間は物体に跳ね返る光を見て、いま、モノを認識している。


『0.2秒』。

反射した光が目に入ってき、脳がそれを認識するまでの時間である。もちろん個人差はある。それに個人の中でも毎回違うだろう。しかし平均は0.2秒。つまり我々は常に0.2秒遅れた世界を見ていることになる。そう、所詮人間は過去しか見れないのである。我々が見る世界に『現在』というものは全く存在しないのである。 



高速で走るF-1マシンも実際に走っているのはもう少し前。ボクサーが試合中右ストレートをもらうのも実際よりコンマ2秒前。だから予備動作を読まないと、よけたと思っても当たってしまうのだ。

そう。少し遅れてモノを見ている人間。防犯カメラに映った強盗犯を見て慌てて現場に駆けつけても、もうそこに犯人はいないように、自分が認識する頃にはそこにあったはずのものがもう存在しない可能性だって充分にあるのだ。


0.2秒。ほんの一瞬。

人の人生もほんの一瞬。そんな一瞬な人生の喜びや幸せも、すぐにではなく、ほんの少しだけ遅れてやってくるのかもしれない。



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