逆 説 幸 福 論

水のように考えること

タグ:風邪

セルフハンディキャッピングとは、自分自身にハンディキャップを設定することで、失敗のショックを抑えたり、成功の喜びを増大させること。

例えば、テスト前に「俺、全然勉強してねーやー」と周囲に公言する。 そうすることで悪い点を取った時のショックは減少し、逆に思ったより良かった時の喜びは増大する。これは自分の勝利や成功に確信がない時に行う人間の心理的傾向で、『風邪』や『ケガ』『睡眠不足』などを理由に予めハードルを低く設定し、結果がどちらに転んでもプライドが傷つかないようにするためである。

しかしあまり使い過ぎるとクセになり、やがてハンディキャップなしでは生きていけなくなるんじゃないですかね。まぁ、これはあくまで聞いた話なのでそんなに正確ではないですし、それに私の説明もすごく下手なので、皆さんに伝わったか定かではありませんが..

あ~なんか熱っぽいわ~.. 

 

1883年、ブアメードという死刑囚を使い、ある実験が行なわれた。

刑執行の日、医師は死刑囚をベッドに寝かし、目隠しをさせ、そしてゆっくりと手首にメスをあてた。その床にはバケツが置かれており、自分の血が滴る音を聞いた死刑囚は、涙とともにやがて静かに息を引き取った。そしてまもなく医師は死亡を確認した。手首に一切の傷のない死刑囚の死亡を。


おわかりでしょうか。つまり、医師は死刑囚のどこも切っておらず、そして血の代わりに水滴をバケツに垂らしていただけであった。そう、「思い込み」によって彼は死んだ。一滴の血も流すことなく、刑は執行されたのである。


人間の思い込みは実におもしろいものです。体温を測り、高熱に気づいたその瞬間から急にしんどくなったかと思えば、ただのビタミン剤を「風邪薬だ」と言われてコロッと治ってしまう。

もちろん善くなればそれでいいのですが、いつもついつい悪い方に思い込み、ありもしない傷で、自らを深く傷つけてはいませんか。

そんなマイナスなイメージとは今すぐ手を切った方がいいですね。



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